大きなグループへの挑戦
- SHOTA ISHIBASHI
- 2019年5月13日
- 読了時間: 3分
ボクは東京で約10年ほどホストを務めました。
楽な仕事では無いですし、まだまだ偏見も多い世界です。
今は昔と比べてクリーンな感じになりましたが、ボクが仕事をしていた当初はやれヤ〇ザの出所会だ、どこどこの道は何組の管轄だから歩くな、いろんなルールや縛り、付き合いがありました。
ボクがあることでやらかして、横浜のヤ〇ザの事務所まで話を付けに行かなきゃいけなかったり。
なんてこともありましたねw
その時はずっと一緒に戦ってきた友人に助けられたんですが、ホンマに一人だったら戸籍ごと消えてかも…w
そんな友人が他店のホスト君に理不尽にビール瓶で頭かちこまれたの見て二人で三人のホストバチバチにシバいて相手のホスト君顔面骨折、なんてこともありましたw
そんなこんなで激動の時代を生き抜いた訳なんですが、よく一緒にいた仲間がいたんです。
一人はさっきの友人、もう一人は超絶イケメンけど天然、もう一人は不動のNo1だったくせに夢はプロDJという変わったやつ。
よく4人で集まっては店のことを話したりしていたんです。
『そうすれば店が良くなるのか』
そして、ボクたちはあることを始めました。
自分たちの売り上げで店をキレイにする貯金を始めよう。
その当時僕たちはNo1~3とプロデューサーだったので少しずつ資金は貯まっていきました。店の金庫の奥の方にそっと資金を集めていたんです。
でも、それがあるとき無くなっていることに気付きました。
オーナーにその資金がバレて持っていかれてしまったんです。
気付けたころにはもう遅く。
そして、あろうことかそのお金でオーナーはバリに行ってしまったんです。
その当時流行っていたクラブ調でムービングライトやレーザーもバチバチに飛ぶようなかっこいい店だったのに次の日に出勤したらお店の中はバリの大きなガネーシャやら置物であふれ、見る影もありませんでした。
その時みんなで決意したんです。
この店、辞めよう。
過去にはいろんな理不尽がありましたが、これには耐えきれませんでした。
ボクたちはどんなに怖かろうと、危険が迫ろうと『辞める』という決断をしました。
お互いで合言葉を決め、電話もメールもその言葉を発さないということは周りに誰かいる状況だ、とか。いろんなルールを作り、辞める構想を立てました。
それから僕たちは働きやすく、クリーンなお店、そしてホスト界の天下一舞踏会のようなグループに移った訳です。
なんと、従業員の半分以上が他店No1経験者。恐ろしいほどのハイランクなホストが集まっていたんです。
更に高みを目指して、ボクたちはその門を叩きました。
多くの方が今いる環境があまり良くないものだと分かっていながら、その環境から飛び出すことができない。
環境から飛び出す『準備』を先に考え、『準備』が整ったら動こうとする。
でも『準備』って整うことはないんですよね。
何事にも成功するためには『準備』よりも先に『決断』が重要なんですよ。
ボクの人生のグッジョブはいつも『分からんけどやってみる』から起きています。
だからといってなんでもやればいいという訳ではありませんがw
だからこそ、重要なのは「信じるな」「疑うな」『確かめろ』なんですよ。
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